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プリンタードライバー削除できない時の対処法

2026年8月26日

プリンターを買い替えたり、別のドライバーに入れ替えようとしたときに、「プリンタードライバーを削除しようとしても消えない」「アンインストールしようとするとエラーが出る」という状態で困っていませんか。WELLでもご相談いただくことがある内容です。この記事では、Windows 11でプリンタードライバーが削除できない主な原因と、実際にどう操作すれば完全に削除できるのかを手順に沿って整理します。あわせて、「使用中です」というエラーが出た場合の切り分け方や、削除そのものにこだわりすぎず印刷を復旧させるための現場の考え方もご紹介します。

プリンタードライバーを削除しようとしたら消えなくて困ってるんだけど、どうすればいい?
ご主人

WELL高橋
よくあるお悩みです。実は「プリンターを削除する操作」と「ドライバーを削除する操作」は別物なんです。順番に確認していきましょう。

この記事でわかること

・プリンタードライバーが削除できない主な原因

・Windows 11でドライバーを完全に削除する手順

・「使用中です」と表示されたときの原因の切り分け方

・再インストール時に注意しておきたいポイント

・削除がどうしてもうまくいかず、WELLが実際の訪問サポートで再インストールにより復旧させた事例

プリンタードライバーが削除できない主な原因

プリンタードライバーがうまく消えないときは、次のいずれかに当てはまっているケースがほとんどです。心当たりがないか確認してみてください。

印刷待ちのジョブが残っている

プリンターに送られた印刷ジョブがキュー(印刷待ち一覧)に残ったままだと、ドライバーが「使用中」とみなされて削除できないことがあります。印刷エラーが起きた直後や、プリンターの電源を切ったまま印刷を実行したあとに起こりやすい状態です。

同じドライバーを使うプリンターが残っている

1つのドライバーを複数のプリンター(複合機を含む)で共有している場合、他のプリンターがそのドライバーを使っている間は削除できません。まずは同じドライバー名を使っているプリンターが他に残っていないか確認しましょう。

プリンター本体だけ削除してドライバーが残っている

「プリンターとスキャナー」の一覧からプリンターを削除しても、それは「プリンターというデバイスの登録」を削除しただけです。ドライバー本体(ドライバーパッケージ)はシステム内に別で残っており、これを消すには別の操作(プリントサーバーのプロパティ)が必要です。ここを混同していると、「削除したはずなのに残っている」という状態になります。

メーカーソフト・ユーティリティが残っている

プリンターに付属していた管理ソフトやステータスモニターなどのユーティリティがインストールされている場合、プリンター本体やドライバーを削除しても、これらのソフトはそのまま残ることがあります。関連ソフトが常駐していると、ドライバーの削除処理と干渉してエラーにつながることもあるため、あわせて確認しておきましょう。

Windows 11でプリンタードライバーを完全に削除する方法

ここでは、Windows 11で標準機能を使ってドライバーを完全に削除する手順を順番にご案内します。

step.1 プリンター本体を削除する

設定を開き、「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を選択します。削除したいプリンターを選び、「削除」をクリックしてください。

step.2 プリントサーバーのプロパティを開く

プリンター本体を削除しただけでは、ドライバーパッケージは残ったままです。続けて「プリンターとスキャナー」の画面にある関連設定から「プリントサーバーのプロパティ」を開きます。見当たらない場合は、コントロールパネルの「デバイスとプリンター」を開き、任意のプリンターを選択すると、画面上部に「プリントサーバーのプロパティ」ボタンが表示されます。

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step.3 ドライバーとパッケージを削除する

「ドライバー」タブを開き、削除したいドライバーを選択して「削除」をクリックします。このとき「ドライバーのみ削除」と「ドライバーとパッケージの削除」の2つの選択肢が表示されることがあります。ドライバーを完全に消したい場合は「ドライバーとパッケージの削除」を選んでください。「ドライバーのみ削除」では、関連ファイル(パッケージ)がシステム内に残る場合があります。

step.4 メーカーソフトも削除する

プリンターに付属していた管理ソフトやユーティリティが残っている場合は、「設定」の「アプリ」→「インストールされているアプリ」から該当のソフトを探し、あわせてアンインストールしておきましょう。メーカー独自のアンインストーラーが用意されている場合は、そちらを使うと関連ファイルも含めてまとめて削除できます。

step.5 PCを再起動する

削除作業が終わったら、一度パソコンを再起動してください。削除内容の反映や、この後の再インストール作業でのトラブルを避けやすくなります。

注意

・作業前に重要なファイルはバックアップを取ってください

・システムの操作に慣れていない場合は、無理に進めず専門家に相談することをおすすめします

・削除の途中でエラーが出た場合は、次の章を確認してください

「使用中」「削除できません」と出る場合

手順どおりに操作してもエラーが出る場合は、以下を順番に確認してください。

印刷ジョブを空にする

「プリンターとスキャナー」から対象プリンターを選び、印刷待ちのジョブが残っていないか確認します。残っていれば、ジョブを右クリックしてキャンセルまたは削除してください。それでも消えない場合は、印刷スプーラーサービスを一度停止し、スプールフォルダの中身を削除してからサービスを再開する方法もありますが、サービスの操作やシステムフォルダの操作に不安がある場合は、無理に進めず専門家に相談してください。

他のプリンターが同じドライバーを使っていないか確認

「プリンターとスキャナー」の一覧に、同じドライバー名を使う他のプリンターが残っていないか確認してください。残っている場合は、そちらも削除するか、ドライバーの削除自体を見送る必要があります。

メーカー純正アンインストーラーを使う

標準の手順でどうしても削除できない場合は、プリンターメーカーが提供する純正のアンインストールツールを使うことで、関連ユーティリティも含めてまとめて削除できることがあります。メーカー公式サイトでお使いの機種名と「アンインストール」で検索し、公式の手順に沿って行ってください。

それでも消えないときの確認順序

原因が複数考えられる場合、思いつく順に試すよりも、次のような順序で確認していくと切り分けやすくなります。

確認の順序

1. 印刷ジョブが残っていないか

2. 同じドライバーを使う他のプリンターがないか

3. プリンター本体だけ削除して、ドライバーが残っていないか

4. ドライバーパッケージが残っていないか(プリントサーバーのプロパティで確認)

5. メーカーソフト・ユーティリティが残っていないか

6. ここまで確認・対応したうえで再起動しても削除できないか

上から順に確認していくことで、原因を一つずつ切り分けながら進められます。

レジストリ編集などに進む前に

ここまでの方法を試しても削除できない場合、レジストリの編集やセーフモードでの操作、コマンドプロンプトやPowerShellでのコマンド実行、Windowsサービス(印刷スプーラーなど)の詳細な操作、ドライバーストアと呼ばれるシステム内部のドライバー管理領域への操作などが必要になるケースもあります。設定画面からの通常操作——プリンターの削除、再起動、公式サイトからのドライバー再インストールといったGUI操作——までは、一般の方でも問題なく試していただける範囲です。しかし、そこから先のレジストリ編集やコマンド操作、サービス・ドライバーストアへの踏み込んだ操作は、内容を十分に理解しないまま行うと、印刷以外のWindowsの動作にも影響が及ぶ可能性がある領域です。ここまで来たら一度立ち止まり、無理に自力で進めず、メーカーサポートや専門家に相談するという判断も選択肢に入れてください。なお、知識のある人がこうした操作を行ったとしても、必ずドライバーが完全に削除できたり、症状が解決したりするとは限りません。「踏み込んだ操作をすれば必ず直る」という前提ではなく、直らない可能性も踏まえたうえで判断することが大切です。

再インストールする場合の注意点

別のドライバーを入れ直す予定がある場合は、次の点に注意しておくとトラブルを避けやすくなります。

プリンターに付属していたCD-ROMは使わず、メーカー公式サイトから最新のドライバー・ソフトウェアをダウンロードしてください。付属のCD-ROMに収録されているドライバーは購入時点のバージョンのままで、Windows 11向けの更新が反映されていないことがあります。古いドライバーを入れ直すと、今回と同じような削除トラブルを繰り返す可能性があるため、常に公式サイトの最新版を使うことをおすすめします。

また、お使いのプリンターの型番は、インストール前に正確に確認しておいてください。同じシリーズでも型番によって対応ドライバーが異なることがあり、似た型番を選んでしまうと、正しく動作しない、あるいは今回のように削除しづらい状態を招く原因にもなります。

USB接続で再インストールする場合は、インストーラーから接続の指示が出るまでケーブルをつながないでください。多くのプリンターでは、ドライバーのインストールが完了する前にUSBを接続すると、Windowsが正しいドライバーではなく汎用のドライバーとして認識してしまい、結果的に正しく動作しないことがあります。逆に、USBを接続したあとは、インストールが完全に終わるまで途中でケーブルを抜かないようにしてください。インストールの途中で切断すると、中途半端な状態でドライバーが登録されてしまうことがあります。

最後に、古いドライバーやプリンターの登録が残っていないか、プリントサーバーのプロパティのドライバー一覧であわせて確認しておきましょう。新しいドライバーを入れる前に古い情報が残っていると、Windowsがどちらのドライバーを使うべきか判断に迷い、印刷トラブルの原因になることがあります。必要に応じて、古い登録の削除もあわせて行っておくと安心です。

WELLの訪問サポートで実際にあった、削除できないBrotherプリンターの事例

ここでは、実際の訪問サポートでの経験を一つご紹介します。個人情報保護の観点から具体的な設置場所やお客様の情報は伏せていますが、「削除にこだわりすぎない」という考え方の参考にしていただければと思います。

対象は、2万円前後のBrother製レーザープリンターでした。最初にセットアップした際は問題なく認識され、印刷も正常にできていました。ところが、あるときパソコンを再起動したところ、それまで問題なく使えていたはずのこのプリンターで、まったく印刷ができなくなってしまいました。

そこで、この記事で紹介しているような通常のドライバー削除の手順を試しましたが、途中でエラーが発生し、削除を完了できませんでした。標準の手順だけでなく、削除を補助するツールを使った方法や、コマンド操作によるアプローチ、印刷スプーラー周りの確認・操作なども試しましたが、それでもドライバーを理論上「完全にきれいな状態」まで削除しきることはできませんでした(具体的に使用したツール名やコマンドの詳細は、記録が曖昧なためここでは触れません)。

ここで重要なのは、この時点での判断です。ドライバーを完全に削除すること自体を目的にし続けるのではなく、最終的にお客様が問題なく印刷できる状態に戻すことを優先する、という方針に切り替えました。具体的には、ドライバーが完全にはきれいになっていない状態のまま、そのドライバーを改めて再インストールするという対応を取りました。結果として、印刷は正常に行えるようになり、無事に復旧しました。

この事例からお伝えしたいのは、「ドライバーを理論上完全に削除できたかどうか」よりも、「最終的に問題なく印刷できる状態に戻せるかどうか」を優先する、という考え方です。削除作業に長時間こだわり続けるよりも、状況によっては再インストールによる復旧を選択したほうが、結果的に早く問題を解決できることがあります。もちろん、これは全てのケースに当てはまる万能な解決策ではありませんが、削除に行き詰まったときの選択肢の一つとして知っておいていただけると幸いです。

完全に削除できなくても大丈夫なの?
ご主人

WELL高橋
はい。理論上「完全に削除できたか」よりも、最終的に問題なく印刷できる状態に戻せるかどうかを優先する、という考え方です。

ドライバー以外の原因も確認する

ドライバーの削除・再インストールを行っても症状が変わらない場合、原因がドライバー以外にあることもあります。訪問サポートの現場では、次のような切り分けもあわせて行っています。

まずはWindows Updateを実行し、OS側を最新の状態にしてから改めて試してみてください。ドライバーとWindowsの間の細かな不具合が、OSの更新プログラムで解消されることがあります。

次に、接続方法を変えてみる方法も有効です。USB接続で印刷が不安定だったり認識しなかったりする場合は、Wi-Fi接続に切り替えてみましょう。USB接続のプリンターで突然印刷できなくなる場合、原因がドライバーではなくWindows側の接続設定にあることも少なくありません。逆にWi-Fi接続で不安定な場合は、有線LAN接続に切り替えてみるのも一つの方法です。接続方式そのものが原因になっているケースについては、こちらの記事でも解説しています

このように接続方式を変えてみることで、「ドライバー自体に問題があるのか」「接続経路(通信)側に問題があるのか」を切り分けやすくなります。ドライバーの削除・再インストールを何度も試すよりも、まずは接続方式を変えて実際に印刷できるかどうかを確認したほうが、早く解決に近づけることもあります。「特定の接続方法にこだわって直し切る」よりも、まずは実用的に印刷できる状態に戻すことを優先する、という視点も持っておくと安心です。

よくある質問

「プリンターとスキャナー」からの削除は、あくまでプリンターというデバイスの登録を消す操作です。ドライバー本体(ドライバーパッケージ)は別のデータとして残るため、プリントサーバーのプロパティから改めて削除する必要があります。

まず印刷キューに印刷待ちのジョブが残っていないか確認し、あれば削除してください。それでも解消しない場合は、同じドライバーを使う別のプリンターが残っていないかを確認し、パソコンを再起動してから再度削除を試してみてください。

「ドライバーのみ削除」は登録情報の一部を削除する操作で、関連ファイル(パッケージ)がシステム内に残ることがあります。完全に削除したい場合は「ドライバーとパッケージの削除」を選んでください。

メーカー公式サイトのサポートページで、お使いの機種名とあわせて「アンインストール」「ドライバー削除」などで検索してみてください。専用ツールが見つからない場合は、この記事で紹介したWindows標準の手順(プリンター本体の削除→プリントサーバーのプロパティからのドライバー削除)で対応できます。

レジストリ編集やコマンドでのドライバーストア操作で削除できる場合もありますが、操作を誤るとWindows全体の動作に影響するおそれがあり、行ったからといって必ず解決するとは限りません。知識に自信がない場合は無理に行わず、メーカーサポートや専門家に相談することをおすすめします。

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まとめ

まとめ

・プリンター本体の削除とドライバーパッケージの削除は別の操作です

・削除できないときは、印刷ジョブの残存や、同じドライバーを使う別プリンターの有無からまず確認しましょう

・「使用中です」と表示されたら、印刷キューの確認→他プリンターの確認→純正ツール→再起動、の順で切り分けてみてください

・レジストリ編集など踏み込んだ操作が必要な場合は、無理に自力で進めず専門家に相談することをおすすめします

・完全な削除にこだわりすぎず、正常に印刷できる状態へ戻すことを優先する視点も大切です

プリンター本体の接続や設定まわりのトラブルでお困りの場合は、さいたま市でプリンター印刷できない時の対処法もあわせてご覧ください。

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