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パソコンに偽の警告が出たときの確認方法|タイプ別の見分け方と対処

「ウイルスに感染しました」という警告が突然表示された。大きな警告音が鳴った。画面が閉じられない。

こうしたご相談は、WELLの訪問サポートでも定期的にいただきます。

やっかいなのは、本物の通知と偽物の警告が、見た目だけでは区別しにくいことです。この記事では、まず何を確認すればよいか、そして表示のタイプごとにどう対処するかを整理します。

まず、これだけは避けてください

  • 画面に出ている電話番号に電話をかけない
  • 指示されたソフトをインストールしない
  • クレジットカード番号やコンビニで買うプリペイドカードの番号を伝えない

まず落ち着いて確認したい3つのこと

慌てて操作する前に、次の3点を確認してください。

最初に見るところ


step.1 その警告は、インターネットを見ている最中に出たか(ブラウザーの中か外か)


step.2 自分が実際に契約しているセキュリティソフトの名前と一致しているか


step.3 電話番号や「今すぐ」といった急かす表現が入っていないか


2番目は特に重要です。そもそも契約していない会社の名前で「期限切れ」が出ているなら、正規の更新案内とは考えにくくなります。

画面が閉じられないときの閉じ方

画面いっぱいに警告が出て、マウスで閉じられなくなるタイプがあります。

IPA(情報処理推進機構)の偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページでは、次のように案内されています。

IPA公式が案内している対処

  • ESCキーを長押しして全画面表示を解除する
  • 「閉じるボタン」が出てくるまで長押しを続ける
  • 閉じるボタンでブラウザーを閉じる
  • 画面が表示されただけであれば、パソコンはウイルスに感染していない

同ページには、偽警告を疑似的に体験して閉じ方を練習できる体験サイトも用意されています。落ち着いているうちに一度試しておくと、本番で慌てずに済みます。

表示のタイプで見分ける

「偽の警告」とひとことで言っても、出方はいくつかに分かれます。まず自分のケースがどれに近いかを確認してください。

タイプ別の見分け方

出方 考えられるもの
画面の右下や横から小さく通知が出る ブラウザーのサイト通知
画面いっぱいに表示され、警告音が鳴る Webページ上の偽警告
メールで届く 偽装メール・フィッシング
契約しているソフトの名前で出る 正規の通知の可能性もある

タイプ①:右下や横から通知が出るとき

インターネットを見ているときに「通知を送信しますか?」と聞かれて「許可」を押すと、そのサイトはパソコンの画面に通知を出せるようになります。

この仕組みを使って、セキュリティソフトの警告に見せかけた通知を出すサイトがあります。

対処はブラウザーの通知許可を削除することです。ChromeとMicrosoft Edgeそれぞれの現行の削除手順と、実際にこの状態だった事例はマカフィーの偽「期限切れ」通知を削除する方法|Chrome・Edge対応にまとめています。

タイプ②:画面いっぱいに出て警告音が鳴るとき

先ほどのIPAの手順で画面を閉じてください。そのうえで、表示されていた電話番号には絶対に連絡しないでください。

WELLでも、表示された番号に関するご相談を受けたことがあります。実際にあった番号のケースは次の記事で扱っています。

電話番号は次々に変わります

上の記事で扱っている番号は、いずれもWELLが実際に相談を受けた当時のものです。同じ番号がいつまでも使われるわけではありません。

番号が一致しなくても、「画面に出た番号に電話させようとしている」時点で同じ手口だと考えてください。

タイプ③:メールで届いたとき

警告が画面ではなくメールで届く場合もあります。差出人の表示名は本物そっくりに作れるため、名前だけでは判断できません。

メール内のリンクからではなく、いつも使っているアプリや公式サイトを自分で開いて確認するのが確実です。

タイプ④:本当に契約しているソフトの通知かもしれないとき

契約しているセキュリティソフトの名前で「期限が近い」と出ている場合は、正規の通知である可能性もあります。

この場合は、警告の中のボタンからではなく、ソフトの管理画面や購入元から契約状況を確認してください。

なお、「使っていないはずのソフトの期限切れ」が出たご相談を実際にお受けしたことがあります。現地で確認したところ、契約していたのは別のメーカーのソフトで、ブラウザーに身に覚えのない通知許可が残っていました。その流れは使っていないMcAfeeの「期限切れ」警告から始まった訪問サポート【狭山市の現場サポート事例】にまとめています。

もし電話をかけてしまった・操作をさせてしまった場合

遠隔操作を許してしまった場合は、次の順で進めてください。

落ち着いて、この順番で


step.1 そのパソコンをインターネットから切り離す(Wi-Fiを切る/LANケーブルを抜く)


step.2 診断が終わるまで、そのパソコンを不要に起動しない


step.3 スマートフォンなど別の安全な端末から、メール・Microsoft・Google・金融機関などの重要なアカウントの状況を確認する


step.4 支払いをしてしまった場合は、カード会社や金融機関へ連絡する


step.5 何を入力したか、何を操作されたかを、思い出せる範囲でメモに残しておく


ひとつ知っておいていただきたいのは、ウイルス対策ソフトのスキャンで「脅威なし」と出ることと、「完全に安全」であることは同じではないという点です。

遠隔操作中に相手が画面で見た内容や、書き写した情報までは、あとから完全には検証できません。WELLでも、確認できたこと・可能性・確認できなかったことを分けてご説明するようにしています。

現場で実際に確認していること

訪問した場合、WELLでは次のような順で見ています。

現地での確認の流れ

  • ネットワークから切り離した状態で起動する
  • いつ、何をしたのかを聞き取る
  • ダウンロード履歴・インストール済みのアプリを確認する
  • 遠隔操作ソフトが入っていないか、自動で起動しないかを確認する
  • ブラウザーの履歴・保存されたパスワード・拡張機能・通知設定を確認する
  • ウイルス対策ソフトで全体を検査する
  • そのまま使い続ける場合の残るリスクも含めて説明する

実際の訪問での流れは、Windows 11に買い替えた後の困りごとをまとめて解決【富士見市の現場サポート事例】でも、警告の確認からスキャンまでの部分をご覧いただけます。

まとめ

この記事のまとめ

  • 画面に出た電話番号にかけない。ソフトを入れない。番号を伝えない
  • 契約していない会社名の「期限切れ」は、正規の通知とは考えにくい
  • 画面が閉じられないときはESCキー長押しで解除する(IPA公式)
  • 右下や横から出る通知は、ブラウザーの通知許可を削除する
  • 電話をかけてしまったら、まずネットワークから切り離す
  • 「脅威なし」と「完全に安全」は同じではない

自分で確認しても不安が残る場合は、そのままの状態でご相談ください。パソコンの状態確認はパソコン設定・初期設定サポートでも承っています。

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