こんばんは。WELL高橋です。
お盆期間中も多くのご相談をいただきありがとうございました。
その中から3件ほど同様のご相談をいただきましたので、シェアさせていただきます。
フリーズしてエラーコードと問い合わせ先が表示されている
テクニカルサポート詐欺の一つなのですが、インターネット閲覧中に画面が動かなくなり、ウイルスが入ったので(エラーコード:01AAT)ここへ電話(050-3183-8606)をするようにと表示されました。再起動はしないで下さいという音声が繰り返されている状態になります。
経験したことのない状況と、音声が繰り返されて慌てて電話をかけると海外のオペレーターに繋がり、TeamViewer(チームビューワー)のインストールを促されます。遠隔操作ができるソフトなので、PC内の情報を盗まれる可能性があるので注意が必要です。
テクニカルサポート詐欺が画面に表示された際の対処法
今回のテクニカルサポート詐欺は音声がリピートされるタイプだったため、
step.1 PCの音量をミュートにしてもらいました。
タスクトレイ内のスピーカーアイコンをクリックして、ポップアップされた音量マークの左にあるスピーカーアイコンをクリックしてミュートにします。
ミュートになるとアイコンのマークが下写真のように変わります。
スピーカーアイコンに×印に変わればミュートの状態です。
音声の出るテクニカルサポート詐欺ページを開くと画面の文言と繰り返される音声で不安になり、冷静な判断ができなくなるので音を消してしまうのが良いでしょう。
step.2 タスクマネージャーを起動してタスクを終了させます。
タスクマネージャーの起動方法は簡単です。
キーボードのCtrl+Alt+Deleteは使用せずに起動ができるので覚えておきましょう。
タスクバーとタスクトレイの空いているスペースで右クリックするとメニューが表示されます。その中からタスクマネジャーをクリックするだけです。
タスクマネージャーが表示されたら、終了させたいソフトを選択してタスクの終了をクリックします。
皆さんが普段使用しているブラウザーを終了させて下さい。
- Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)
- Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)
- Google Chrome(グーグルクローム)
- Mozilla Firefox(モジラファイアーフォックス)
- Opera(オペラ)
など沢山のブラウザーからどれかを使用されているでしょうから、タスクマネージャーから選択してタスクの終了をしましょう。
step.3 再起動してインターネット(ブラウザー)を開く
ちなみに、タスクの終了をしなくても再起動だけで解消するときもあります。面倒な方は先に再起動をしてみて、再起動後も表示されるようであればタスクの終了をしてみる流れでも良いです。
電話をして指定ソフトをインストールしてしまった場合は?
電話をする前に留まってご相談いただければよかったですが、すでに表示されている電話番号に電話をかけてしまい、遠隔ソフトをインストール後に相手の任意の不正ソフトをインストールされてしまった場合は直ちにソフトをアンインストールしてください。
アインインストール後はパソコンの初期化も検討していただき、ご利用中のアカウントのパスワード、ネットバンキングのパスワード等をすべて変更してください。
Microsoftもそのようにご案内しています。
おわりに
ブラウザーをロックして操作不能にする悪質な、ページがあるようです。
今回は上記の方法で回避できましたので、訪問サポートは不要でしたので、実際の画面を見ることができませんでした。
ただ、ブラウザ上での動作ができないだけで、タスクマネージャーや再起動の動作はできるようだったのでカンタンに対処できましたが、すでに詐欺業者に遠隔操作されて、不正ソフト等をインストールされてしまった場合は初期化やアカウントパスワードの変更等の作業が必要になる場合がありますのですぐにご相談ください。
初期化した方は、ウイルス対策ソフトのインストールを忘れずに!